CGデザイナーは、CG(コンピューターグラフィックス)を制作する人のことです。CGを駆使すればリアルな画像や動画を作成することができるため、ゲーム業界や広告業界、建築業界など幅広い分野でCGデザイナーが活躍しています。
CGデザイナーの仕事は工程ごとに細かく分けられることが多いです。例えば、モデリングという工程ではデザイナーが描いたデッサンをCG化する作業を行います。リギングやアニメーションという工程ではCGモデルに動作を与えるための作業を行います。プラグラマーのような作業も多く行います。
他にも、テクスチャリングと呼ばれる工程ではCGに色を付けますが、単にカラーリングをするのではなく画像を貼りつけるような感じで現実に近い質感を出すように作業します。そしてライティングという工程で光を当てる角度や範囲を調整し、よりリアルなCGに仕上げていきます。
CGデザイナーになるためにはCG製作ツールを使いこなすスキルが必須です。こうしたスキルは独学で学ぶことも不可能ではありませんが、専門学校や大学で学習することが最も効率的な学び方と言えます。卒業後はアニメの制作会社やデザイン関連の企業に就職してキャリアを積みます。
CGデザイナーに必須の資格はありません。しかしキャリアアップを目指すのであればCGクリエイター検定や色彩検定などの資格を取得すると転職に有利になるかもしれません。PhotoshopやIllustratorに関する資格も役に立つでしょう。
もし、CGデザイナーを目指したいのであれば、まずはCG業界の事情と活躍するための対策について理解を深めたうえで、行動することをおすすめします。